当店で好評お取り扱い中の「pine」シリーズ。天然パイン木材のぬくもり感がおしゃれなこのシリーズ、実はペンキで塗装もできるってご存じでしたか?
表面が滑らかに仕上げられているので、無塗装でも下地処理は不要。すぐに色塗りに取り掛かれちゃうので、DIY好きさんにもぴったりなアイテムなんです。
そこで今回は、DIY初心者な当店スタッフOが実際に「オープンラック pine」の塗装に挑戦。今回はその様子と実際に塗ってみての感想をお届けします!
※この記事は、DIY初心者による自己流レポートです。塗る際は自己責任にてお願いします。
\今回使ったアイテム/
■用意したもの

①水性ペンキ
②ハケ・平筆
③水溶き用のカップ
④マスカー(テープ付き養生シート)
⑤マスキングテープ
⑥エプロン(汚れてもいい服)
→いずれもホームセンターで揃えられます!
【所要時間】2台で約4時間(※乾燥時間を除く)
【本編の前に...】「パーツを全て解体して塗る」を推奨します!!

今回塗ったアイテムは折りたたみ式のラック。DIY初心者な私は塗る順番を深く考えず、完成品の状態で棚→サイド→裏側と一気に塗ってしまったため、細かい部分でラフな仕上がりになってしまいました(笑)。
なので、皆さんが塗る際は、「パーツを全て解体して塗る」「接地面は日を空けて塗る」ことを推奨します!!(※ラフな仕上がりが気にならなければ、解体せずそのまま塗ることも可能です)

①まずは床を養生!

作業に取り掛かる前に、まずは汚れ防止で床を養生します。
新聞紙やブルーシートなどでもOKですが、マスカーを使えば養生・固定も片付けも一瞬! とっても便利です。
※今回は当店の撮影スタジオで作業しましたが、ご自宅でも広めのスペース&換気を忘れずに!
②ラックをセット&塗料の準備

養生シートの上にラックを置いたら、塗料の準備。ハケに水性ペンキを付け、水を入れたカップで軽く溶きます。こうすることで、塗りの伸びが良くなります。
水性ペンキは油性よりも臭いがキツくなく、屋内でも作業がしやすいです◎
③いよいよ塗装スタート! ヤスリ要らずなのが最高♪

本来なら色を塗る前に、全体にヤスリ掛けが必要ですが(これがなかなか大変……!)、「pine」は無塗装で予め表面が滑らかに仕上げられているので、すぐに塗りに取り掛かれるのがいいですね👏
ということで、まずは色や伸び感を確認しつつ軽く塗ってみます。
④一回目の塗装は薄く、大胆に!

一回目の塗りは、薄く・大胆にざっくりと塗っていきます。はみ出ちゃっても多少は気にしない、自分が良いと思えばOKというスタイルでやっています。


こんな感じで塗れました。乾くと深いグリーンになるのがお気に入りです。 若干木目が透けて見えていますが、もう一度塗るので今はこのままで。

あっという間に三段分が完了しました。ちなみに30分ほどで乾きました。
⑤乾かしている間にサイドも塗る!

待っている間に、他に塗れる部分をどんどん塗っていきます。細い部分は平筆のほうが塗りやすいです。

マスカーを敷いていれば、ペンキが落ちても安心です。
⑥二回目の塗装は、丁寧に重ね塗り!
棚部分が乾いたので、二度目の塗りへ。一回目である程度塗れていましたが、少し木目が透けているのが気になったので、その部分を重点的に塗っていきます。
(一段目)良い感じに塗れたんじゃないでしょうか。二段目と比べると、遠くからでも違いが分かりますね。
三段全て塗れました。ひとまずは乾くのを待ちます。その間に、4段ラックのほうも塗っていきます。
⑦乾いたのを確認して、残りの部分も塗装
3段ラックが乾いたので、棚の裏側やサイドの内側も塗っていきます。(途中から他のスタッフも手伝ってくれました!)
⑧金具部分はマスキングテープで保護
このラックは折りたたみ式なので、サイドに金具が使用されています。
気にならない方はそのまま上から塗ってもOKですが、今回はマスキングテープで保護して、木材の部分だけを塗っていきます。
金具の形に合わせてカッターでマスキングテープをカットして貼っていったのですが、この作業が地味に大変でした 💦


全て塗り終えたら、風通しの良いところで立てて乾かして完成です!
★今回はニスを塗りませんでしたが、ツヤを出したい方は塗るのをおすすめします。
⑨完成!!
\完成! アンティークっぽくて可愛い✨/
一晩しっかり乾かして、完成です! 実際にインテリアを置いてみると、さらに画になって満足な仕上がりになりました。
緑の家具ってちょっと珍しいですが、意外とお部屋に馴染みやすいんですよ♪ 特にウォールナット系の床やゴールドのアクセントとの相性がいいです💚
元々はこんなナチュラルなラックなのに、塗るだけでガラッと雰囲気が変わりますね。最初はそのまま使ってみて、模様替えをしたくなってきたら色を塗ってみるみたいな使い方もアリですね。
このラックは折りたたみ式なので、アウトドアでの一時的なラックやハンドメイド作家さんのイベント出店時のラックとして、なんて使い方もできそうです💫
【本格的に塗りたい方へ】「こうすればもっと綺麗にできたかも」な反省点
実際に塗ってみて感じたのは、
①金具周りのマスキング不足
②折りたたみ部分(見えない部分)の塗り残し

そして、③接地面がくっついてしまった問題!!!
→力を加えてなんとか開くことはできましたが、その際に塗装が一部剝がれてしまうというアクシデントが。。。( ※物を置く分には特に問題ありませんでした)
普段はあまり目立たないところですし、今回はこのまま使おうと思いますが、もっと綺麗に、確実に仕上げたいなら……
✅ 金具を取り外してから塗る
✅ 各パーツを完全にバラして塗装、その後組み立て直す(プラスドライバーで外せます)
✅ サイドと棚の側面など、接地面は日を空けて塗る
=「パーツ分解→塗装→乾燥→組み立て直し」 の順での作業を強く推奨します!!!
【実際にやってみての感想】

それもDIYの醍醐味ではありますが......、 隅々まで綺麗に塗りたい方は、金具やネジを外してパーツをバラバラにした状態で塗るのをおすすめします!!
でも、すぐに塗りに取り掛かれるのは本当に楽!!! DIYの楽しいところだけが気軽に体験できるので、初心者の方にもおすすめです🍀
【おまけ】布とステイン塗料で収納ボックスにも塗ってみました!

今回はペンキで塗った様子をご紹介しましたが、ステイン塗料(木材の着色料)で塗ることもできます。もちろん、ヤスリ掛けは必要ありません!


用意する道具は、布(今回は使い古した薄手のタオル生地を使用)と水性ステイン塗料のたった二つ。刷り込むように塗るだけでOKだから、より気軽に挑戦できますよ。

こんな感じでかすれ感が可愛い仕上がりになりました。アンティーク家具っぽくて可愛いですよね♪
\使ったアイテム/
【他にもいろいろ】
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[2/4個] ブックスタンド スタッキング可能 天然木無塗装 完成品 pine
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[3/4段] 回転コミックラック 丸型 天然木無塗装 pine
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[3/5/7段] 回転コミックラック 角型 天然木無塗装 完成品 pine
■動画でもチェック!
「pine」シリーズはそのままでも天然木のナチュラルな風合いがおしゃれ。でも自分でリメイクすればもっと愛着が湧く、可能性∞なアイテム!
DIY初心者さんも上級者さんも気軽にDIY塗装に挑戦できるpineシリーズ。ぜひ自由に楽しんでみてくださいね。

クオリアル 編集スタッフ
家具・インテリアオンラインショップ「クオリアル」の店舗スタッフ。
創業130年・ショップ運営15年のなかで培われたインテリアにまつわる豊富な知識を活かして、知っているともっとお部屋が素敵になる、インテリアコラムをお届けします!
【この著者の記事一覧】
pineシリーズは無塗装な上に、予め表面を滑らかに仕上げてくれています。だから、面倒なヤスリ掛けの作業が不要。これはかなり嬉しい!! 楽しいとこだけが出来ていいですね✨