「食器棚って、何を基準に選べばいいの?」そんな悩みを感じたことはありませんか?
毎日使うキッチン収納だからこそ、サイズや収納力だけでなく、家電との相性や設置場所とのバランスまで考える必要があります。でも実際には、「圧迫感があった」「食器が全然収納出来ない」「家電を置く場所がなくなった」など、購入後に後悔するケースも少なくありません。
そんな失敗を減らすためにこの記事では、食器棚の種類や特徴、ライフスタイルに合った選び方、配置のポイントを解説。使いやすく、長く満足できる一台を見つけるためのヒントをお届けします!
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1. 食器棚を選ぶ際のチェックポイント
食器棚を選ぶ際、チェックしたいポイントは主に「食器棚を設置する目的」「食器棚を設置する場所の広さ」「収納したい物は何か」「デザイン性」「機能・メンテナンス性」の6つ。
①食器棚を設置する目的
■引っ越し・新築で新たに食器棚を設置する:大容量で頑丈な食器棚でメイン収納に
■食器が増えてきたので棚を増やしたい:コンパクトな食器棚でサブ収納的に
■食器も家電も集約したい:家電も収納できるキッチンボード
など、設置する目的はそれぞれです。なぜ食器棚が必要だと考えるようになったのか振り返ってみることで、より自分にあったアイテムを見つけることができます。
②食器棚を設置する場所の広さ
食器棚を設置したい場所はどこで、どれくらいのスペースがとれるか「幅・奥行き・高さ+扉の開閉スペース」「通路は確保できるかどうか」を予め確認しておきましょう。
サイズは一般的に
■一人暮らし:幅30~60cm前後
■二人暮らし:幅60~90cm前後
■四人家族以上:幅90〜120cm前後(縦の空間の活用がポイントになってくる!)
が目安とされています。大型の食器棚は大容量で便利ですが、お部屋の広さによっては圧迫感を生み出してしまうこともあります。お部屋にあったサイズのアイテムを選びましょう。
③収納したい物は何か
食器以外にも収納したい物はありませんか? 食器以外にも収納したい場合は、キッチンボードやカウンターも選択肢のひとつです。
■カラトリーも収納したい:扉収納+引き出し付きの食器棚
■食品も収納したい:扉収納+引き出し付きのキッチンボード
■家電も収納したい:扉・オープン収納+引き出し付きのキッチンボード
■ゴミ箱も収納したい:扉・オープン収納+引き出し付きのキッチンボード・キッチンカウンター
など、棚収納以外の機能も付いたキッチン収納のほうが自分にあっている場合があります。収納したい物を予め考えてみましょう。
④機能・メンテナンス性
食器棚・キッチン収納のなかには、食器を収納する以外にも便利な機能が備わっているものがあります。家電やゴミ箱も収納できるもの、カウンターとして使えるもの、コンセント付き、スライド棚付きのものなど様々です。特に家電も設置したい場合、コンセント付・コード穴・通気口有りはチェックしておきたいポイントです。
また、長く使うアイテムになるからこそメンテナンス性もチェックしたいポイント。「引き出しのレールやスライド棚は掃除しやすいか」「熱や湿気への耐性はどうか?」などもチェックしてみましょう。
⑤デザイン性
食器棚は大型なアイテムなのでデザイン性もチェックしたいポイント。お部屋の雰囲気にあったデザインのものを選びましょう。
■ホワイトテイスト:明るく清潔感のある印象を与えます。
■木目調のナチュラルテイスト:温もり感のある雰囲気を演出
■スチール製のモダンテイスト:すっきりとした見た目で圧迫感を抑える。高級感。
など、同じ機能のアイテムでもデザインが異なるだけでキッチンの印象が大きく変わります。
2. 食器棚以外にも色々ある! 食器が収納できるキッチン収納の種類をチェック
食器を収納する棚というと食器棚のみと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、キッチンボードやキッチンカウンターなど食器が収納できる収納は様々です。ここではクオリアルで取り扱っている食器が収納できるキッチン収納の種類を紹介します。
【食器が収納できるキッチン収納】

キッチンカウンター
高さは低め(カウンターサイズ)で、扉付きの棚収納とオープン収納棚と引き出しで構成された棚。キッチンボードと同じくキッチンアイテムを集約できるのに加え、天板を調理スペースとして使うことができます。
詳しい特徴・おすすめはこちら
【サブ収納】キッチン収納とあわせて使えば収納力UP!

キッチンラック
ゴミ箱上を有効に活用できるアイテム。カラトリーや小皿収納に。

キッチンワゴン
ダイニング横やよく使うキッチン道具置き場に。キャスター付きで重宝します。

カウンター上収納
細々したアイテムをまとめ、カウンター上の空間を有効に使えるラック。ティーカップや調味料置きに。
3. 【食器のみ収納したい】食器棚の特徴とおすすめアイテム

食器棚は高さがあり、扉付きの棚収納と引き出しのみで構成されたシンプルな棚。食器収納やカラトリー収納に特化しており、とにかく食器だけを収納したい人におすすめです。
奥行は40cm程度の浅めのタイプを選ぶと、奥まで手を伸ばしやすく食器が取り出しやすいです。可動棚タイプを選べば、背の高い食器やポットなども収納できます。


扉付きの棚を選ぶことで、食器が落下したりホコリが入り込むのを防ぐことができます。ガラス扉タイプは、食器の収納場所がすぐ分かり、ディスプレイ要素もあるため人気です。引き出し部分にはカラトリーや普段使わない食器、食品・調味料の収納に適しています。
■ 食器棚のメリット
- 食器の収納力はキッチン収納のなかでも一番
- 見せる収納と隠す収納を両立できる
■ 食器棚のデメリット
- 食器以外の収納には適していない
- 背が高い物が多いので、圧迫感が出る・転倒のリスク対策が必要
【おすすめの設置場所】シンク、キッチン付近の壁沿い。洗った食器をすぐ仕舞える場所。
【クオリアルおすすめ】
4. 【食器も家電も収納したい】キッチンボードの特徴とおすすめアイテム

キッチンボードは高さがあり、扉付きの棚収納とオープン収納棚と引き出しで構成された棚。食器以外にも、家電や食品などキッチンにまつわるアイテムを集約できます。食器や家電などキッチンにまつわるものを一か所にひとまとめにしたい人におすすめです。
奥行は40~45cm程度で食器棚よりは少し深めのタイプを選ぶと、奥まで手を伸ばしやすく食器が取り出しやすいうえに、家電も置きやすいです。

奥行が浅くでも、スライド棚タイプなら家電もしっかり設置できます。


キッチンボードは横幅も考慮すると、より利便性が向上します。横幅60cm程度ですと、家電が1段につき1台置けるような大きさですが、横幅89cm程度になると、二台ならべて設置することも可能でより使いやすくなります。
■ キッチンボードのメリット
- 食器や家電などをひとまとめにできる大容量
- 商品数が多い
- 調理スペースにもなり便利
■ キッチンボードのデメリット
- 食器の収納スペース自体は多くはない
- たくさん収納したい場合、大型になり圧迫感も
- 価格が高めになりがち
【おすすめの設置場所】ダイニングスペース、調理スペース付近の壁沿い。家電を設置する場合はコンセントの近くに。
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5. 【食器も家電も収納したい、調理スペースも欲しい】キッチンカウンターの特徴とおすすめアイテム
キッチンカウンターは高さは低め(カウンターサイズ)で、扉付きの棚収納とオープン収納棚と引き出しで構成された棚。キッチンボードと同じくキッチンアイテムを集約できるのに加え、天板を調理スペースとして使うことができます。ダイニングスペースの間仕切りとしても活躍します。
高さは約85~90cmほどの腰くらいの高さのものがおすすめ。奥行は40cm程度の浅めのタイプが多く、横幅にこだわることで収納力やサブの調理スペースとしての利便性が上がります。
横幅60~75cm程度のキッチンカウンターはコンパクトで一人暮らしのお部屋に置きやすく、幅75~120cm以上のキッチンカウンターは天板スペースが広く、メインの調理スペースとしても使えます。
伸縮タイプのキッチンカウンターなら、狭いお部屋でも広い調理スペースを確保できます。
■ キッチンカウンターのメリット
- 食器や家電などをひとまとめにできる
- 高さが低く圧迫感が少ない、間仕切りにもなる
- 調理スペースにもなり便利。キッチンアイテムを集約にできて時短にも
■ キッチンカウンターのデメリット
- 収納力は食器棚・キッチンボードより少し物足りない
- 天板が汚れやすい(メンテナンスのしやすさに注目)
- 家電を置く場合はコンセント位置と設置場所に注意(コンセントに届かないことも)
【おすすめの設置場所】キッチンの反対側などサブスペース”として活用できる場所。キッチンとダイニングの境に間仕切りとして設置するのも◎。家電を設置する場合はコンセントの近くに。
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6. 結局どんな食器収納が向いている? キッチン収納早見表
ここまでで紹介した食器収納の特徴を図にまとめるとこんな感じ。自分が収納したい物と照らし合わせてチェックしてみてくださいね。
食器 | カラトリー | 家電 | 食料・調味料 | こんな人におすすめ | |
---|---|---|---|---|---|
食器棚 | ◎ | ◎ | × | △ | 家族暮らしなど食器が多い人 とにかく食器を収納したい人 キッチンスペースに余裕がある人 |
キッチンボード | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 | キッチンアイテムを集約したい人 1~2人暮らしの人 家族暮らしで食器棚の補助的収納が欲しい人 |
キッチンカウンター | △ | 〇 | ◎ | 〇 | 1~2人暮らしで調理スペースが狭い人 キッチンアイテムを集約したい人 リビングとキッチンが一体の部屋の人 家族暮らしで調理スペースを拡充したい人 |
7. クオリアル人気・おすすめキッチン収納と実際に購入したお客様レビュー
①レビュー数No.1! どんなお部屋にも置きやすいちょうどいいサイズ感&収納力
お客様レビュー
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ご購入者様大容量でおしゃれなキッチンに! ただし、組み立てには電動ドライバーの用意を我が家は大型レンジを使用しているため、なかなかレンジが収まる食器棚が見付からず、こちらの商品にたどり着きました。通常の食器棚より幅が多少大きいため大型レンジをしっかり置けています。デザイン色合いがとてもオシャレでキッチンが一気にお洒落になりました。
1から組み立てるため、旦那さんが組み立ててくれましたが、3時間ほどかかりました。ネジ穴がしっかり空いていないため、普通のドライバーではなかなか入っていきません。旦那さんの仕事柄インパクトドライバーを持っていた為、よかったですがないと組み立てるのがとても大変だと思います。事前に準備を、、
②おしゃれなデザインが魅力的。食器も家電もゴミ箱も全部集約できちゃうアイアンラック
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ご購入者様組み立てしやすく、コスパ良◎アイアンキッチンラック オープンタイプ 幅87cmを購入、組み立て説明書もわかりやすく簡単に組み立て完了。想像していた色合いでとても良さそう♪今後使い続けた感じがどうかなとは思うが、値段てきにコスパはとても良い商品です。
③狭いキッチンでも使いやすい、スリム&大容量収納
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ご購入者様狭いキッチンで使用、条件がぴったりだったナチュラルを購入しました。 狭いキッチンで奥行き、幅、そして中段がオープンになっているなど、細かい条件がピッタリでした。 女性1人で3時間くらいで組み立てました。 電動ドライバーを使ったので、ないともっとかかると思います。 引き出しの底板はけっこう薄いものなので、耐荷重より軽めの収納にした方が良いかもしれません。最下段は5キロのお米を入れても問題なく使えているので、重いものもある程度は入れられると思います。組み立て式の家具としては十分だと思います。
④サイズ感を選べて理想の収納が見つかる!
お客様レビュー
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ご購入者様家電の置き場所がちょうどいい息子のアパートに購入しました。 最近は炊飯器の引き出しが下の方についているのが多くてよそうのに不便やからと言って今回はこちらを購入しました。 傷も匂いもなくしっかりしていました。
8. 食器棚選びでよくある失敗例
食器棚は頻繁に買い替えるものではないため、「買ってから気づいた」な失敗が起こりがちです。大型ゆえに買い替えも簡単ではありません。後悔しないためにも、以下のような“あるある失敗例”を参考に、自分の生活スタイルに合ったものを選びましょう。
①圧迫感があり、部屋が狭く見える
サイズだけを見て購入した結果、設置してみると想像以上に存在感があり、キッチンが窮屈に感じてしまうことがあります。高さや奥行きのバランス、色合いによる視覚的な圧迫感にも注意しましょう。既にお部屋にある家具と色味を合わせるのがおすすめです。
②家電のサイズが合わなかった
炊飯器やレンジを収納するつもりだったのに、「奥行きが足りない」「蓋が開かない」「蒸気で棚が傷んだ」などの失敗も多いです。家電のサイズ+使用時の動作(スライド棚の有無や通気性)も要チェックです。コンパクトなキッチンラックを追加で設置するのも手段のひとつです。
③扉の開閉に必要なスペースを考慮していなかった
開き戸タイプの食器棚は、扉の開閉に前方スペースが必要です。通路に干渉して動線が狭くなったり、冷蔵庫や壁とぶつかって開けにくくなることも。
④思ったより収納できなかった
「引き出しが浅すぎて入れたい皿が入らない」「棚の高さが固定で無駄なスペースができる」など、実際の収納力が足りないケースもあります。可動棚や深さのある引き出しがあると柔軟に対応できます。収納したいものを予め考えておきましょう。
⑤コンセントや通気口がなかった
家電収納を想定していたのに、コンセント穴や通気口がないため使い勝手が悪くなることも。炊飯器やケトルなどを収納する場合は、必ず確認しましょう。
9. 食器収納にまつわるよくあるQ&A
Q1: 食器棚とキッチンボード、どちらを選べばいいの?
A:食器だけを収納したいなら食器棚、食器+家電や食品もまとめて収納したいならキッチンボード・キッチンカウンターがおすすめです。スペースや収納したい物の種類に合わせて選びましょう。
Q2:一人暮らしにおすすめの食器収納は?
A:幅60cm前後のコンパクトな食器棚やキッチンカウンターが人気です。省スペースで収納力があるアイテムを選ぶと便利です。
Q3:食器棚って本当に必要? 代わりになる収納はある?
A:絶対に必要ではありませんが、使いやすく整理された収納があることでキッチン作業が格段に効率的になります。代用するなら、キッチンラックやカラーボックスを活用する手もあります。ただし、耐荷重や通気性には注意です。
Q4: 扉タイプは引き戸と開き戸、どっちが使いやすい?
A:狭い場所には引き戸(スライド扉)が向いています。一方、開き戸は中が一目で見渡せるので物の出し入れがしやすいです。設置場所の動線や好みで選びましょう。
Q5:耐震対策は必要?
A:背の高い食器棚には転倒防止金具や耐震マットの設置がおすすめです。特に地震が多い地域では、安全性を第一に考えて選びましょう。
Q6:食器棚の奥行はどれくらいが使いやすい?
A: 一般的には40cm前後が標準とされ、奥まで手が届きやすく扱いやすいです。家電も置く場合は45cm以上が安心です。
Q7: 食器棚の使いやすい配置は?
A:キッチンからダイニングへ“食器を運ぶ動線”を意識した配置がポイントです。食器棚はシンク・食洗機の近くがベスト。洗った食器をすぐ収納できる位置にあると、家事動線がスムーズになります。
かつ、冷蔵庫や調理スペースの動線を妨げない・扉の開閉スペースを考慮した場所に配置しましょう。壁沿いやゴミ箱の上など、空間を邪魔しない場所に配置すれば圧迫感も抑えられます。なおかつ、ダイニング側からも取り出せる位置なら配膳が楽になります。
10. まとめ
✔ 食器収納に特化したいなら食器棚、食器も家電も収納したいならキッチンボード、調理スペースも求めるならキッチンカウンターを
✔ 大型・費用が掛かるアイテムだからこそ、収納場所・収納したいものの事前のチェックと失敗例をよく知っておくことがポイント
✔ キッチンラックやワゴンをあわせて使うことで利便性UP
食器が収納できる家具は食器棚だけでなく、キッチンボード・キッチンカウンターも。これらを上手に使い合わせることでより快適なキッチン空間が作れます。食器棚選びで失敗しないよう、食器棚を検討している目的や設置場所を明らかにしつつ、それぞれの特徴や失敗例を抑えて、自分にぴったりな食器棚を見つけてくださいね。
クオリアルは『インテリアで暮らしを豊かに』をコンセプトにロープライスでオシャレな家具を販売するオンラインショップです。 ご紹介した商品以外にも、組み立て簡単なベッドや1人がけソファ、おしゃれなラグや便利な収納家具など幅広く取り揃えています。 ぜひ一度覗いてみてくださいね。
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クオリアル 編集スタッフ
家具・インテリアオンラインショップ「クオリアル」の店舗スタッフ。
創業130年・ショップ運営15年のなかで培われたインテリアにまつわる豊富な知識を活かして、知っているともっとお部屋が素敵になる、インテリアコラムをお届けします!
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