高さがあるベッド(床面高・ハイタイプベッド)は、ベッド下の空間を活かして収納ができる以外にも、その存在感でホテルライクな雰囲気を演出できるなど、メリットが多いアイテムです。
この記事では、高いベッドのメリットや選び方、設置時のポイントについて詳しく解説します。自分に最適な高いベッドを見つけて、快適な睡眠を手に入れましょう。
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1. 高いベッド(床面高・ハイタイプベッド)のメリット
ハイタイプのベッドには、その高さを活かした様々なメリットがあります。
①収納スペースの確保
高いベッドの下には広い収納スペースが確保できるため、そこに衣装ケースなどの収納ボックスを設置することで、部屋をスッキリと片付けることができます。収納スペースに限りがある一人暮らしのお部屋や子ども部屋では特に重宝するでしょう。
ベッド下に空間があるだけのものもあれば、引き出しが予め付属しているようなタイプもあります。
②底冷えを避けられる・ホコリを避けられる
高いベッドは、床からの距離があるため、体を冷気から遠ざけることができます。
また、床からの高さがあることで、床付近に舞うホコリを避けることもできます。ホコリは床から30cmほどの高さに溜まりやすいと言われているので、それ以上の高さのものを選ぶと良いでしょう。
③立ち上がりやすい
低いベッドよりも膝や腰に負担をかけずに立ち上がることができます。高齢者や関節に問題を抱えている方にとって、ベッドからの出入りが楽になるという利点があります。
ただし、高さがありすぎると立ち上がりづらくなったり、転倒のリスクがありますので、ベッドフレームとマットレスの合計の高さが40cm前後になるのを目安にすると良いでしょう。
④存在感があり、ホテルライクな雰囲気に
低いベッドに比べ、高いベッドは圧迫感を生むというデメリットがありますが、その存在感を逆手に取って、ホテルのような雰囲気を演出することができます。
パイプベッドよりは木製の落ち着いた色合いのデザインで、収納している物が見えないチェストタイプのものを選ぶと、より重厚な雰囲気を演出できるでしょう。
2. 高いベッド(床面高・ハイタイプベッド)の種類
高いベッドにはさまざまな種類があります。それぞれの特徴を理解して自分に合ったものを選びましょう。
①ハイタイプベッド

床からベッド下までの空間に高さあり、そのスペースを活かして、かさばるものを収納したり、収納ボックス等を設置したりと、自由に収納できるベッド(オープン収納)。
通常のベッドは高さが~40cm程度に対して、ハイタイプのベッドは高さが50cm以上あるものが多く、高さがあればあるほどより多くの物を収納できます。また、ハイタイプベッドのなかには、好みに応じて高さを調節できるようなものもあります。
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②引き出し付きベッド(チェストベッド)
ベッド下に引き出しが取り付けられているベッド。
チェストベッドと呼ばれることもあります。ベッドの両側に引き出しが付いているものもあれば、ベッドの半分は引き出し、もう半分はオープン収納のような構造のものもあります。
予め引き出しが付属しているため、自分で収納ボックスを用意する必要がなく、ベッドを組み立てたらすぐに物を収納できるのがポイント。また、ベッド下が引き出しで埋まるため、ベッド下にホコリが入りにくいのも特徴です。
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③ロフトベッド・システムベッド
付属のはしごや階段をつかって登る必要があるほど、床から離れた(天井に近い)高い位置にあるベッド。
その高さを生かして、ベッド下にたっぷり物を収納できたり、デスクやクローゼットを設置できたりと、疑似的な「もう一つの部屋」を作ることができます。 縦の空間を有効活用できてとても便利なので、子ども部屋などのお部屋の広さに限りがあるお部屋で特に重宝されます。
その一方で、ロフトベッドの場合、ベッドから落ちた際のリスクや、天井付近で寝ることになるので夏場は熱気が籠って寝苦しくなるなどのデメリットなどがありますので、子ども部屋では低めのロフトベッドやデスク等も付属している高機能なシステムベッドが選ばれることが多いです。
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3. 高いベッドの選び方
床面高・ハイタイプベッドを選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。
①ベッドフレームの高さ

ベッドフレームの高さは、快適な寝心地と立ち上がりやすさに直結します。
一般的には、床からマットレスの上面までの高さが50~70cm程度が理想とされています。 なかには高さ調節ができるベッドもありますので、初めての方は高さ調節ができるベッドを選ぶと安心です。
②マットレスの厚さ
高さがあるベッドを取り入れる際は、ベッドフレームとマットレスの合計の高さがどれくらいになるかをよく考慮する必要があります。
ベッドフレームだけでも既に高さがある状態であるため、その上にマットレスを置くと、さらに高さが出て、ベッドから落ちた際、床に体を打ち付けてしまうリスクなどが出てきます。(組み合わせによっては高さ90cm近くの位置から落ちるようになることも。)
「厚手のマットレスで眠りたいので、ベッドは少し低めにする」「収納スペースを充実させたいので、マットレスは薄手にする」など、ベッドフレームとマットレスの組み合わせをよく考えてベッドを選びましょう。どちらも捨てがたい場合は、転落防止のベッドガードを取り入れるのも選択肢の一つです。
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③収納スペース
ベッド下の空間を活かして物を収納したくて、高いベッドを検討している場合は、引き出しが付いているモデルを選ぶと、収納ケースを買う手間が省け、見た目もすっきりします。
ただし、引き出しが予めついていることで、収納できるものに制約が生まれてしまうため、あえて引き出し等がついていないオープン収納タイプを選ぶのも良いでしょう。
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4. 設置時の注意点
高いベッドを設置する際には、以下の点に注意しましょう。
①天井の高さ
ロフトベッドを取り入れる場合、 天井との距離が十分でないと、横になった際に圧迫感を感じることがあります。購入前には予め自分の部屋の高さを確認しておきましょう。
また、天井に近ければ近いほど、熱気が溜まる位置で寝ることになるため、夏場は寝づらくなる恐れがある点についても考慮しておきましょう。
② 安全性(転落リスクの回避)
高いベッドは、転落した場合、通常のベッドよりも高い位置から落ちることになります。体の打ち付けが悪かった場合、骨折することも。
そのようなリスクを防ぐためにも、ベッドガードなどを用いて、寝ている間の転落を防ぐようにしましょう。また、ベッド自体しっかりした作りものを選ぶことや水平な場所に設置することも心掛けましょう。
③スペースの確保
ベッド下に物を収納する場合、取り出しやすいよう部屋のレイアウトを考慮し、ベッド周りに必要な動線を確保する必要があります。
また、存在感があり、圧迫感を生みやすいため、他の家具とのバランスも考慮しましょう。
5. 高いベッドをおしゃれに見せるコツ
高いベッドは存在感があるからこそ、おしゃれに見せたいもの。そのためにはインテリアの工夫がポイントです。
①ベッドリネン
高級感のあるベッドリネンを選ぶことで、ベッド全体の雰囲気がグレードアップします。シルクやリネンなどの素材を使用したリネンは、見た目も美しく、快適な寝心地を提供します。
②クッションとピロー
様々なデザインや色のクッションやピローを組み合わせることで、ベッドに個性を与えましょう。季節ごとにカバーを変えることで、部屋の雰囲気を簡単に変えることができます。
③照明の工夫
ベッド周りに間接照明を取り入れることで、リラックスした雰囲気を演出できます。スタンドライトやウォールランプを使って、柔らかな光をベッドに当てると、より快適な空間が完成します。
④壁の工夫
ホテルライクな雰囲気を演出したい場合、ヘッドボード付近の壁に絵や写真などのアートパネルを飾るとより重厚感がプラスされ、洗練された雰囲気に。ヘッドボードより高い位置に配置することで、圧迫感を生みがちな高いベッドの目線を分散させることができます。
6. まとめ
高いベッドは、空間を有効活用できるだけでなく、快適な寝心地とスタイリッシュなデザインを兼ね備えたアイテム。ベッド下に沢山のものを収納できる点は、一人暮らしのお部屋や子ども部屋などで特に重宝するでしょう。
その他にも、底冷えを避けられたり、立ち上がりやすいなどメリットがいっぱいです。この記事を参考にフレームの高さやマットレスの厚さ、収納スペースなどをしっかり考慮し、自分だけの快適でおしゃれな寝室を作り上げてくださいね。
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