寒い冬は温かいお部屋で食事をとるのが一番。暖房でお部屋を温めるのはもちろんのこと、ダイニングこたつがあれば、食事の場所でも体を温めながら過ごすことができます。
ダイニングこたつには大きく分けて、床に座って使う〈ロータイプ〉と、ダイニングソファに座って使う〈ミドルタイプ〉と、椅子に座って使う〈ハイタイプ〉の3タイプがあります。さらに、そのなかでもこたつ布団と一緒に使うものや、布団無しで使える布団レスタイプのものもあると、意外にも様々なバリエーションがあります。あまり馴染みがない分、どれを選べばいいのか迷いますよね。
そこでこの記事では、メリットや選び方、ハイタイプとミドルタイプとロータイプの比較やおすすめ商品などなど、ダイニングこたつにまつわるあれこれを徹底的に解説していきます!
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1. 冬の食事に最適! ダイニングこたつとは
ダイニングこたつとは、ダイニングテーブルにヒーターを備えたこたつの一種。寒い季節でも食事のひとときを快適に過ごせるようにした家具です。
床で使うような通常のこたつとは異なり、食事や作業がしやすい高さで設計されているため、食卓として活用できるのが特徴です。ダイニングテーブルの便利さとこたつの暖かさを両立しており、冬場には特に人気があります。
テーブル天板にヒーターがついているという点で大きな違いはありませんが、基本的にダイニングこたつのほうがテーブルが広くて大人数で使いやすく、よりダイニング目的に特化しています。
3人以上の家族ならダイニングこたつを使ったほうがゆったりと食事が取れるでしょう。(3人以上の家族でもサイズに気を付ければ通常のこたつも使うことは出来ます!)
2. ダイニングこたつのメリット
①ダイニングでもこたつが使えて、家族団らんに
②足を伸ばして全身を温められる
複数人で使うとなると遠慮して足を伸ばしづらいですが、ダイニングこたつならテーブル下の空間が広く、みんなが足を伸ばしてもゆったり過ごすことが出来ます。
また、床から離れた位置で使うため、冷気を避けることが出来るでしょう。
③足腰に優しく、立ち座りがしやすい
④電気代節約につながる
通常のこたつと同様、エアコンの暖房やヒーターよりも電気代が抑えられるため、冬場の暖房コストを節約するのに役立ちます。
例えば、ハロゲンヒーターを使用したこたつ(※高さ調節6段階 ダイニングこたつ 長方形 135x80cm【Minka】ミンカの場合)、弱なら1時間2.2円程度・強なら1時間5.6円程度で済みます。
食事で1時間程度使うと考えると、一か月使っても強で約173円ととても経済的です。 電気代の値上げが厳しいこの頃、一毎月の電気代を節約できるととてもありがたいですね。
⑤オールシーズン使える。食事以外でも使える
3. ダイニングこたつのデメリット
①本体もこたつ布団も種類が少ない
通常のこたつに比べると、ダイニングこたつは商品数が少なく、こたつ布団となるとさらに少なくなります。お部屋の雰囲気にこだわりがある場合、理想のアイテムを見つけるのに時間が掛かるかもしれません。
②足元の温かさは通常のこたつに劣りがち
ダイニングこたつも十分温かいのですが、足元とヒーターの距離が近く、温める範囲も狭い通常のこたつと比べると、どうしても温かさが少し劣るでしょう。
しかし、この問題はカーペットを引いたり、冷気を逃がしにくいこたつ布団や椅子を使うなどの対策である程度はカバーすることが出来るでしょう。また、ヒーターにファンがついており、テーブル下をムラなく温めてくれるものもあります。
③場所を取る。メンテナンスに手間が掛かる
大型であるため、場所をとるだけでなくオフシーズンもしまうのは困難です。 また、ヒーター部分の掃除やメンテナンスが必要で、通常のダイニングテーブルに比べて少し手間がかかります。 こたつに見えないスタイリッシュなデザインのものもありますので、オールシーズン使うものとして検討するのをおすすめします。
④通常のこたつよりは値段が高め
ダイニングこたつは大型であり、椅子やこたつの用意も必要であるため、通常のこたつよりは費用が掛かってしまうでしょう。その分多目的でより長く使えるアイテムになってくれるでしょう。
4. ダイニングこたつの選び方のポイント
①〈ハイタイプ〉か〈ミドルタイプ〉か〈ロータイプ〉か
ダイニングこたつにも種類が様々です。基本的には下記の3種類。
■ハイタイプ
通常のダイニングのように椅子と使うタイプ
■ミドルタイプ
ダイニングソファや低めのダイニングチェアなど、低めの椅子と合わせてと使うタイプ
■ロータイプ
通常のこたつのように、床に座って使うタイプ
があります。下記にて詳細をご紹介していきます。
■【高さ約70~60cm】ハイタイプ ダイニングこたつの特徴
【特徴】
通常のダイニングのように椅子と使うタイプ。ダイニングこたつのなかでは最も流通している数が多いタイプです。高さは約70~60cmくらいのものが多いです。
・(ダイニングこたつのなかでは)商品数が多い
・立ち座りがしやすく、足腰に優しい
・車いすやベビーチェアも横づけ出来る ・高さ調節が出来るテーブルが多い
・こたつ布団が不要なタイプもある。スタイリッシュに見せられる。
・場所を取る
・ダイニングこたつ向け椅子を使わないと、椅子下から熱が逃げる
→熱が逃げにくい、ダイニングこたつチェアの使用がおすすめです!
・和室で使いづらい
■【高さ約59~50cm以下】ミドルタイプ ダイニングこたつの特徴
【特徴】
ダイニングソファや少し低めの椅子などと使うタイプ。ゆったりとした姿勢でくつろぎながら食事がとれます。高さは約59~50cmくらいのものが多いです。
・ダイニングテーブル・チェアよりもゆったりとした姿勢になれる
・立ち座りがしやすく、足腰に優しい
・場所を取る ・ダイニングソファの場合、ソファ下の空間から熱が逃げる
・3種類のなかで最もこたつ布団の数が少ない
・和室で使いづらい
・使用する椅子が変わった際に、高さを合わせづらい
■【高さ約49~39cm以下】ロータイプ ダイニングこたつの特徴
【特徴】
通常のこたつのように床に座って使うタイプ。椅子がないので詰めて座れば、来客等にも柔軟に対応出来ます。高さは約49~39cmくらいのものが多いです。
・床でくつろぎながら食事がとれる。圧迫感が少ない。
・椅子を用意する必要がない
・使用人数が増えても柔軟に対応出来る
・足元を重点的に温められる
・通常のこたつ用の布団が使える。テーブル本体・布団共にバリエーションが豊富。
・立ち座りがしづらい
・床の冷気を感じやすい
・冷えを防ぐため、ラグやホットカーペットの用意がほぼ必須
・オフシーズンにヒーター部分が邪魔になることも
・ダイニングこたつと謳っていない場合もある
【ひとことメモ】高齢者にはハイタイプがおすすめ!
ご高齢の家族がいる家庭には、ハイタイプのダイニングこたつがおすすめ。
足腰が不安な方は、床にしゃがんだり立ったりする動作や、長時間座っているのが辛いもの。椅子に座って使うハイタイプなら、立ち座りがしやすく高齢者にも喜ばれるでしょう。腕置き有り・回転タイプの椅子ならより動作がしやすいです。
②〈布団ありタイプ〉か〈布団レスタイプ〉か
ダイニングこたつには、こたつ布団が必要なタイプと、こたつ布団が不要な「布団レス」タイプがあります。好みに応じて選びましょう。
【ダイニングこたつ布団あり/布団レス 比較表】
こたつ布団ありタイプ | 布団レスタイプ | |
---|---|---|
温かさ | ◎ | 〇 |
デザイン性 | 〇 | ◎ |
価格 | △ | △ |
1時間あたりの電気代 | 5.6円(ハロゲンヒーター600W) | 11.2円(ハロゲンヒーター360W) |
天板の取り外し | 〇 | × |
おすすめ商品 |
③オールシーズン使えるアイテムだと◎
ダイニングこたつは大型であるため、オフシーズン時にしまうのが困難。オールシーズン使うものと考えて購入したほうが良いでしょう。ただし、ロータイプのなかには折りたたみ出来るものもあります。
シーズン問わず使いやすいデザイン性や、ケーブルを収納出来るなどの機能性にもチェックしておくと、より使いやすいアイテムを見つけられるでしょう。
④高さ調節が出来るかどうか
使用する椅子の高さに合わせられるよう、テーブルの脚を継ぎ脚で高さ調節ができるかどうかを見ておくのもポイント。
もちろん高さ調節機能がないものでも問題はありませんが、高さ調節が出来ることで、チェアもソファも使えたり、床でも使えたりと様々なシチュエーションに応じて使えるようになります。
⑤使用人数とチェアに合わせたテーブルサイズ
通常のこたつ同様、ダイニングこたつでも人数に合わせたサイズ選びは重要。
食事で一人当たり必要な広さは横60cm×縦40cm程度と言われていますが、 通常のダイニングチェアよりダイニングこたつ用の椅子は大型(横幅が10cmほど長い)であるため、一人当たり必要な広さは横65~70cm×縦40cm程度をみておくと良いでしょう。
下記にて各サイズのイメージをご紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。
【サイズ別 使用イメージ】
■【1人用】90×60cm
一人でゆったり使えて、一人暮らしのお部屋にも置きやすいサイズ感です。食事も作業もこの一台で。
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高さ調節6段階 ダイニングこたつ 長方形 90x60cm【Minka】ミンカ[選べる単品・こたつセット]
■【1~2人用】90×90cm
一人でも、二人向かい合っての食事でもゆったり使えるサイズ感。コンパクトなサイズ感で、狭いお部屋にも置きやすいです。
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セミオーダーこたつ ハイタイプ 90×90cm【趣】おもむき
■【3~4人用】135×80cm
4人使えるコンパクトなサイズ感。場所を取りがちな家族向けダイニングこたつでも、比較的置きやすいサイズ感です。短辺にも人が座れるサイズ感で、来客にも対応できます。
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高さ調節6段階 ダイニングこたつ 長方形 135x80cm【Minka】ミンカ[選べる単品・こたつセット]
■【4人用~】150×90cm
ダイニングこたつ用椅子を使っても、4人で向かい合ってゆったりと使えるサイズ感。また、短辺も90cmとゆとりがあるので最大6人で使うことが出来ます。
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高さ調節6段階 ダイニングこたつ 長方形 150x85cm【Minka】ミンカ[選べる単品・こたつセット]
⑥椅子はダイニングこたつチェアがおすすめ!
ダイニングこたつに、専用ではない通常のダイニングチェアを使用すること自体は可能です。しかし、通常のダイニングチェアは椅子下が空洞になっており、ダイニングこたつで使うとそこから熱が逃げて温まりづらくなってしまいます。
一方、ダイニングこたつ用の椅子は、椅子下に板が設置されているなど、熱を逃がさないような設計になっています。
こたつ布団がなくても温かい布団レスタイプなら通常のダイニングチェアでもあまり問題ありませんが、布団ありタイプならダイニングこたつ用の椅子を使うのをおすすめします。
5. 【ハイタイプ】ダイニングこたつおすすめ
【〈幅80~90cm〉1~2人用】
【〈幅105~120cm〉2~4人用】
【〈幅150cm〉4人用~】
6. 【ミドルタイプ】ダイニングこたつおすすめ
【ソファおすすめ】
7. 【ロータイプ】ダイニングこたつおすすめ
【ロータイプなら通常のこたつも併せて検討がおすすめです!】
8. まとめ
✔ オフシーズンも多用途で使える
✔ テーブルには、ハイ・ミドル・ロータイプがある
✔ チェアはダイニングこたつ用を使うと熱が逃げず◎
✔ 最近はこたつ布団不要な「布団レスタイプ」も!
ダイニングこたつは、冬の食事のひとときをもっと温かくする便利なアイテム。
ハイタイプは通常のダイニングにこたつがプラスされたような感覚で使え、ミドルタイプはダイニングソファとも合わせやすく、ロータイプは通常のこたつのような感覚で使えます。それぞれのタイプの特徴を抑え、あなたにぴったりのダイニングこたつを見つけてくださいね!
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クオリアル 編集スタッフ
家具・インテリアオンラインショップ「クオリアル」の店舗スタッフ。 創業130年・ショップ運営15年のなかで培われたインテリアにまつわる豊富な知識を活かして、知っているともっとお部屋が素敵になる、インテリアコラムをお届けします! クオリアルショップはこちら