寒い冬は温かいお部屋で食事をとるのが一番。暖房でお部屋を温めるのはもちろんのこと、ダイニングこたつがあれば、食事の場所でも体を温めながら過ごすことができます。
ダイニングこたつには大きく分けて、床に座って使う〈ロータイプ〉と、ダイニングソファに座って使う〈ミドルタイプ〉と、椅子に座って使う〈ハイタイプ〉の3タイプがあります。さらに、そのなかでもこたつ布団と一緒に使うものや、布団無しで使える布団レスタイプと、意外にも様々なバリエーションがあります。あまり馴染みがない分、どれを選べばいいのか迷いますよね。
そこでこの記事では、メリットや選び方、ハイタイプとミドルタイプとロータイプの比較やおすすめ商品などなど、ダイニングこたつにまつわるあれこれを徹底的に解説していきます!
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■ダイニングこたつのよくあるQ&A(抜粋)
Q: ダイニングこたつは、夏場やオフシーズンに普通のテーブルとしても使えますか?
A: 布団を外せば普通のダイニングテーブルとして使用可能です。布団レスデザインならこたつ布団いらずで一年中すっきり使えるうえに、こたつ布団の収納場所に困らないのが魅力です。
Q: ダイニングこたつは普通のダイニングチェアでも使えますか?
A: 使えないことはないのですが、椅子下から熱が逃げやすいため温まりにくくなります。底板付きで熱を逃がさない設計になっているので、快適さを重視するなら専用チェアを使うのが確実です。
Q: ダイニングこたつはどんな家庭におすすめですか?
A: 床に座るのがつらい高齢者や正座が苦手な方に特におすすめです。椅子に座って立ち座りがしやすいので、幅広い世代が快適に使えます。
1. 冬の食事に最適! ダイニングこたつとは
ダイニングこたつとは、ダイニングテーブルにヒーターを備えたこたつの一種。寒い季節でも食事のひとときを快適に過ごせるようにした家具です。
床で使うような通常のこたつとは異なり、食事や作業がしやすい高さで設計されているため、食卓として活用できるのが特徴です。ダイニングテーブルの便利さとこたつの暖かさを両立しており、冬場には特に人気があります。


テーブル天板にヒーターがついているという点で大きな違いはありませんが、基本的にダイニングこたつのほうがテーブルが広くて大人数で使いやすく、よりダイニング目的に特化しています。
3人以上の家族ならダイニングこたつを使ったほうがゆったりと食事が取れるでしょう。(3人以上の家族でもサイズに気を付ければ通常のこたつも使うことは出来ます!)
2. ダイニングこたつのメリット
①ダイニングでもこたつが使えて、家族団らんに
②足を伸ばして全身を温められる
複数人で使うとなると遠慮して足を伸ばしづらいですが、ダイニングこたつならテーブル下の空間が広く、みんなが足を伸ばしてもゆったり過ごすことが出来ます。
また、床から離れた位置で使うため、冷気を避けることが出来るでしょう。
③足腰に優しく、立ち座りがしやすい
④電気代節約につながる

通常のこたつと同様、エアコンの暖房やヒーターよりも電気代が抑えられるため、冬場の暖房コストを節約するのに役立ちます。
例えば、ハロゲンヒーターを使用したこたつ(※高さ調節6段階 ダイニングこたつ 長方形 135x80cm【Minka】ミンカの場合)、弱なら1時間2.2円程度・強なら1時間5.6円程度で済みます。
食事で1時間程度使うと考えると、一か月使っても強で約173円ととても経済的です。 電気代の値上げが厳しいこの頃、一毎月の電気代を節約できるととてもありがたいですね。
【ダイニングこたつの電気代】
電気代(一時間当たり) | |
---|---|
石英管600W (4人用ダイニングこたつ) |
5.6円(強設定) |
ハロゲンヒーター360W (4人用ダイニングこたつ) |
11.2円(強設定) |
⑤オールシーズン使える。食事以外でも使える
3. 知っておかないと後悔に繋がる! ダイニングこたつのデメリット
①本体もこたつ布団も種類が少ない
通常のこたつに比べると、ダイニングこたつは商品数が少なく、こたつ布団となるとさらに少なくなります。お部屋の雰囲気にこだわりがある場合、理想のアイテムを見つけるのに時間が掛かるかもしれません。
②足元の温かさは通常のこたつに劣りがち
ダイニングこたつも十分温かいのですが、温める範囲が広い分、通常のこたつと比べるとどうしても温かさが劣るでしょう。
しかし、この問題はカーペットを敷いたり、冷気を逃がしにくいこたつ布団や椅子を使うなどの対策である程度はカバーすることが出来ます。また、ヒーターにファンがついており、テーブル下をムラなく温めてくれるタイプもあります。
③場所を取る。掃除やメンテナンスに手間が掛かる
大型であるため、場所をとるだけでなくオフシーズンにしまうのも困難です。折りたためないものが殆どです。
また、ヒーター部分やこたつ布団の定期的な掃除・メンテナンスが必要で、通常のダイニングテーブルに比べて少し手間がかかります。 こたつに見えないスタイリッシュなデザインのもの(布団レスデザイン)もありますので、オールシーズン使うものとして検討するのも選択肢の一つです。
④インテリアの雰囲気に合わない場合もある
ダイニングこたつは大型で存在感があるため、どうしてもお部屋で目を引く存在になってしまいます。そこにさらにこたつ布団をかけると、おしゃれにしたお部屋でも生活感が出やすくなります。そのため、布団レスこたつでスタイリッシュに見せるのも選択肢のひとつです。
⑤通常のこたつよりは値段が高め
ダイニングこたつは大型であり、椅子やこたつの用意も必要であるため、通常のこたつよりは初期費用が掛かってしまうでしょう。一式そろえるなら、安くても3万円以上はかかります(ローテーブルの場合は2万円以下で済むことも)。とはいえ、その分多目的でより長く使えるアイテムなので、その点で納得できる方も。
4. 【ダイニングこたつの選び方のポイント①】〈ハイタイプ〉か〈ミドルタイプ〉か〈ロータイプ〉か
ダイニングこたつにも種類が様々。ダイニング用途で選ぶ場合、天板のサイズとあわせて特にチェックしたいのが、こたつの高さ。
主に、「ハイタイプ」「ミドルタイプ」「ロータイプ」があり、使用する場所や椅子などに応じて適正な高さのものを選ぶことが快適な食事空間につながります。下記にてそれぞれ紹介していきます。
■【高さ約70~60cm】ハイタイプ ダイニングこたつの特徴
【特徴】
通常のダイニングのように椅子と使うタイプ。ダイニングこたつのなかでは最も流通している数が多いタイプです。高さは約70~60cmくらいのものが多いです。
・ダイニングテーブルと同じ感覚で使える。オフシーズンも多用途で使える。
・(ダイニングこたつのなかでは)商品数が多い
・立ち座りがしやすく、足腰に優しい
・車いすやベビーチェアも横づけ出来る ・高さ調節が出来るテーブルが多い
・こたつ布団が不要なタイプもある。スタイリッシュに見せられる。
・場所を取る
・ダイニングこたつ向け椅子を使わないと、椅子下から熱が逃げる
→熱が逃げにくい、ダイニングこたつチェアの使用がおすすめです!
・和室で使いづらい
■【高さ約59~50cm以下】ミドルタイプ ダイニングこたつの特徴
【特徴】
ダイニングソファや少し低めの椅子などと使うタイプ。ゆったりとした姿勢でくつろぎながら食事がとれます。高さは約59~50cmくらいのものが多いです。
・ダイニングソファとあわせやすい。センターテーブルとしても使える
・ダイニングテーブル・チェアよりもゆったりとした姿勢になれる
・立ち座りがしやすく、足腰に優しい
・場所を取る ・ダイニングソファの場合、ソファ下の空間から熱が逃げる
・ハイタイプ・ミドルタイプ・ロータイプの3種類のなかで、最もこたつ布団の数が少ない
・和室で使いづらい
・使用する椅子が変わった際に、高さを合わせづらい
■【高さ約49~39cm以下】ロータイプ ダイニングこたつ(通常のこたつローテーブルをダイニングとして使う)の特徴
【特徴】
通常のこたつのように床に座って使うタイプ。椅子がないので詰めて座れば、来客等にも柔軟に対応出来ます。高さは約49~39cmくらいのものが多いです。
ダイニングこたつと謳われていなくても、大型のこたつローテーブルもダイニングテーブルとして使うことが可能です。
・ローテーブルと同じ感覚で使える。オフシーズンも多用途で使える。
・床でくつろぎながら食事がとれる。圧迫感が少ない。
・椅子を用意する必要がない
・使用人数が増えても柔軟に対応出来る
・足元を重点的に温められる
・通常のこたつ用の布団が使える。テーブル本体・布団共にバリエーションが豊富。
・立ち座りがしづらい
・床の冷気を感じやすい
・冷えを防ぐため、ラグやホットカーペットの用意がほぼ必須
・オフシーズンにヒーター部分が邪魔になることも
・ダイニングこたつと謳っていない場合もある
ご高齢の家族がいる家庭には、ハイタイプのダイニングこたつがおすすめ。 足腰が不安な方は、床にしゃがんだり立ったりする動作や、長時間座っているのが辛いもの。
椅子に座って使うハイタイプなら、立ち座りがしやすく高齢者にも喜ばれるでしょう。腕置き有り・回転タイプの椅子ならより動作がしやすいです。
5. 【選び方②】〈布団ありタイプ〉か〈布団レスタイプ〉か
ダイニングこたつには、こたつ布団が必要なタイプと、こたつ布団が不要な「布団レス」タイプがあります。好みに応じて選びましょう。
【ダイニングこたつ布団あり/布団レス 比較表】
こたつ布団ありタイプ | 布団レスタイプ | |
---|---|---|
温かさ | ◎ | 〇 |
デザイン性 | 〇 | ◎ |
価格 | △ | △ |
1時間あたりの電気代 | 5.6円(ハロゲンヒーター600W) | 11.2円(ハロゲンヒーター360W) |
天板の取り外し | 〇 | × |
おすすめ商品 | ![]() |
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※商品によって一部異なる場合もございます。
【こんな人におすすめ】
■布団ありダイニングこたつがおすすめ
- とにかく温かく過ごしたい人
- 出来る限り節電したい人
- 高齢者がいる家庭
■布団レスダイニングこたつがおすすめな人
- スタイリッシュな見た目を重視したい人
- オールシーズン使いたい人
- 掃除しやすさを重視したい人
6. 【選び方③】オールシーズン使えるアイテムだと便利!
ダイニングこたつは大型であるため、オフシーズン時にしまうのが困難。オールシーズン使うものと考えて購入したほうが良いでしょう。ただし、ロータイプのなかには折りたたみ出来るものもあります。
シーズン問わず使いやすいデザイン性や、ケーブルを収納出来るなどの機能性にもチェックしておくと、より使いやすいアイテムを見つけられるでしょう。
④高さ調節が出来るかどうか


使用する椅子の高さに合わせられるよう、テーブルの脚を継ぎ脚で高さ調節ができるかどうかを見ておくのもポイント。
もちろん高さ調節機能がないものでも問題はありませんが、高さ調節が出来ることで、チェアもソファも使えたり、床でも使えたりと様々なシチュエーションに応じて使えるようになります。
7. 【選び方④】使用人数とチェアに合わせたテーブルサイズ
通常のこたつ同様、ダイニングこたつでも人数に合わせたサイズ選びは重要。
食事で一人当たり必要な広さは横60cm×縦40cm程度と言われていますが、 通常のダイニングチェアよりダイニングこたつ用の椅子は大型(横幅が10cmほど長い)であるため、一人当たり必要な広さは横65~70cm×縦40cm程度をみておくと良いでしょう。
下記にて各サイズのイメージをご紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。
【サイズ別 使用イメージ】
■【1人用】90×60cm
一人でゆったり使えて、一人暮らしのお部屋にも置きやすいサイズ感です。食事も作業もこの一台で。
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■【1~2人用】90×90cm
一人でも、二人向かい合っての食事でもゆったり使えるサイズ感。コンパクトなサイズ感で、狭いお部屋にも置きやすいです。
【クオリアルおすすめ】
■【3~4人用】135×80cm
4人使えるコンパクトなサイズ感。場所を取りがちな家族向けダイニングこたつでも、比較的置きやすいサイズ感です。短辺にも人が座れるサイズ感で、来客にも対応できます。
【クオリアルおすすめ】
■【4人用~】150×90cm
ダイニングこたつ用椅子を使っても、4人で向かい合ってゆったりと使えるサイズ感。また、短辺も90cmとゆとりがあるので最大6人で使うことが出来ます。
【クオリアルおすすめ】
8. 【ハイタイプ】ダイニングこたつおすすめ
【〈幅80~90cm〉1~2人用】
【〈幅105~120cm〉2~4人用】
【〈幅150cm〉4人用~】
9. 【ミドルタイプ】ダイニングこたつおすすめ
【おすすめソファ】
10. 【ロータイプ】ダイニングこたつおすすめ
【ロータイプなら通常のこたつも併せて検討がおすすめです!】
11. 椅子はダイニングこたつチェアがおすすめ!


ダイニングこたつに、専用ではない通常のダイニングチェアを使用すること自体は可能です。しかし、通常のダイニングチェアは椅子下が空洞になっており、ダイニングこたつで使うとそこから熱が逃げて温まりづらくなってしまいます。
一方、ダイニングこたつ用の椅子は、椅子下に板が設置されているなど、熱を逃がさないような設計になっています。
こたつ布団がなくても温かい布団レスタイプなら通常のダイニングチェアでもあまり問題ありませんが、布団ありタイプならダイニングこたつ用の椅子を使うのをおすすめします。
【クオリアルおすすめ】
12. ダイニングこたつのよくあるQ&A
Q1: ダイニングこたつは、夏場やオフシーズンに普通のテーブルとしても使えますか?
A: 布団を外せば普通のダイニングテーブルとして使用可能です。布団レスデザインならこたつ布団いらずで一年中すっきり使えるうえに、こたつ布団の収納場所に困らないのが魅力です。
Q2: ダイニングこたつは普通のダイニングチェアでも使えますか?
A: 使えないことはないのですが、椅子下から熱が逃げやすいため温まりにくくなります。底板付きで熱を逃がさない設計になっているので、快適さを重視するなら専用チェアを使うのが確実です。
Q3: ダイニングこたつ布団は洗えますか?
A: 多くは洗濯機や手洗いに対応しています。ただしサイズが大きいため家庭用洗濯機に入らない場合もあり、クリーニングや撥水加工タイプの利用が便利です。
Q4: 電気代はどのくらいかかりますか?
A: ヒーターの種類によりますが、1時間あたり2~6円程度。短時間利用なら月数百円程度で済むことが多く、エアコンやストーブより省エネです。
Q5: 何人用を選べばいいですか?
A: 1~2人暮らしなら90cm前後、3~4人なら135cm前後、4人以上なら150cm以上が目安。ダイニングこたつの椅子は通常の椅子よりも大きいので、その点を考慮して、余裕を持った広さを選ぶと快適です。
Q6: 掃除やメンテナンスは大変ですか?
A: 大型であるため、通常のテーブルより手間が掛かるでしょう。ヒーター部分のホコリ掃除やこたつ布団の洗濯・収納が必要です。布団レスデザインならお手入れがラクになります。
Q7: ダイニングこたつは和室にも置けますか?
A: 基本的にはフローリングの洋室向けに設計されていますが、ロータイプなら和室にも違和感なく設置できます。ただし、畳の上に置く場合は重量がかかるため、畳が傷まないようにラグや敷板を併用すると安心です。
Q8: ダイニングこたつは組み立てが難しいですか?
A: 基本的に脚やヒーターを取り付ける程度で、難しい作業はありません。女性一人でも組み立てられる商品が多いですが、大型サイズは2人以上での組み立てが推奨されています。
Q9: ダイニングこたつはどんな家庭におすすめですか?
A: 床に座るのがつらい高齢者や正座が苦手な方に特におすすめです。椅子に座って立ち座りがしやすいので、幅広い世代が快適に使えます。
13. まとめ
✔ オフシーズンも多用途で使える
✔ テーブルには、ハイ・ミドル・ロータイプがある
✔ チェアはダイニングこたつ用を使うと熱が逃げず◎
✔ 最近はこたつ布団不要な「布団レスタイプ」も!
ダイニングこたつは、冬の食事のひとときをもっと温かくする便利なアイテム。
ハイタイプは通常のダイニングにこたつがプラスされたような感覚で使え、ミドルタイプはダイニングソファとも合わせやすく、ロータイプは通常のこたつのような感覚で使えます。それぞれのタイプの特徴を抑え、あなたにぴったりのダイニングこたつを見つけてくださいね!
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クオリアル 編集スタッフ
家具・インテリアオンラインショップ「クオリアル」の店舗スタッフ。
創業130年・ショップ運営15年のなかで培われたインテリアにまつわる豊富な知識を活かして、知っているともっとお部屋が素敵になる、インテリアコラムをお届けします!
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