散らかってしまいがちな子どもの部屋。
毎日のように「ちゃんと片づけて!」と声をかけるのも億劫、子どもが自分で片づけてくれるようになったら良いですよね。
そんな悩みを解決する鍵は、収納グッズにあるかもしれません。
そこで今回は、子どもが自分で片づけたくなるような収納グッズと、アイデアをご紹介します!
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1. 子どもが片づけない原因は?
子どもが片づけない理由のひとつには、今ある収納アイテムが子どもにとって使いにくい・不十分であることがあります。
大人から見れば簡単に見えても、子どもにとっては子どもにとっては分かりにくく、面倒に感じてしまっているかもしれません。子どもが片づけない原因を潰していきましょう。
【よくある片づけない理由】
①どこに片づければいいのかわからない
収納場所が固定されていなかったりすると、毎回「どこにしまおう?」と迷ってしまいます。
②戻すのが面倒・手間が多い
「フタを開けて中に入れて、さらにフタを閉めて棚に戻す…」という作業が多いと、それだけでやる気を失います。
③収納の位置が高すぎたり、重たかったりする
子どもの手の届かない場所にある収納では、自分で片づけることが物理的にできません。
④片づけに達成感や楽しさがない
「褒められない」「結果が見えにくい」「面白くない」など、子どもにとって片づけのメリットを感じられない状況になっている可能性があります。
2. 子どもが片づけやすい収納選びで気を付けたいポイントは?
解決のカギは“子ども目線”の収納づくり。子どもが自分で「やってみよう」と思えるようにするためには、子どもが自ら片づけるような仕組みに変えることが何より大切です。
「どこにしまえばいいのかがパッと見てわかる」「簡単な動作だけで物がしまえる」「片づけること自体が楽しい」……、そんな「仕組み」を用意することで、子どもは自然と片づけるようになります。
〈選び方のポイント〉
ポイント① 高さは子どもの目線・手の届く範囲に合わせる
収納が高すぎると、出し入れができません。収納ボックスの位置は、子どもが立ったまま手を伸ばして届く範囲(床から80〜100cm程度)が理想です。
特に年齢が低い子どもには、床置きのバスケットや低めの棚が適しています。
ポイント② 出し入れがシンプルで直感的にできる構造
開け閉めが多い収納や、複雑な仕組みはNG。子どもが諦めてしまいます。
おすすめは、フタのないボックス、スライド式のワゴン、オープン棚など「置くだけ」「引き出すだけ」といったワンアクション収納です。
ポイント③ ラベルやアイコンで“戻す場所”が一目でわかる

子どもは文字よりも視覚で情報を処理するのが得意です。
「おもちゃ」「文房具」など、写真・イラスト付きのラベルを貼ったり、箱ごとにジャンル分けすることで、「ここに戻すんだ!」とひと目で理解できます。さらに、ラベルを子どもと一緒に作ると、愛着も湧きやすくなるでしょう。
ポイント④ 成長に合わせて使い方を変えられる可変性

子どもはすぐに大きくなりますし、持ち物の種類も変わります。
だからこそ、自由に仕切りを変えられる棚や引き出し、パーツを組み替えられる家具を選ぶと、長く使えて経済的です。
3.【子ども部屋収納おすすめ①】ランドセルラック/ 使い方のアイデア集
ランドセルラックとは、ランドセルや教科書など学用品の収納向けに作られたラック。
学校に纏わるアイテムを一か所に集約できるので、子どもも片づけがしやすいこと間違いなし。小学生の収納ならマストで持っておきたいアイテムです。
【使い方のアイデア】
①まずはランドセルラックを置く場所として!

ランドセルを置く定位置が決まり、片づける習慣が自然と生まれます。リビング、玄関、子ども部屋など、普段ランドセルを置いている場所に設置しましょう。
②教科書・ノート類を集約させて、明日の準備をしやすく

③ハンガーラックタイプなら、帽子や衣類の定位置も作れる

④鍵盤ハーモニカもひきだしにしまっちゃおう

4.【子ども部屋収納おすすめ②】子ども部屋でも使える本棚 / 使い方のアイデア集
本棚は学習や読書の習慣を支える大切な収納です。 小学生の子どもの部屋の場合、今後本が増えることをふまえて、絵本ラックよりは通常の本棚のほうがおすすめです。
高さは90cm以下のものだと子どもが手を伸ばしやすく使いやすいですが、長く使うことを考えると大人向けサイズの本棚を取り入れるのも選択肢のひとつです。(※転倒対策は十分に行いましょう)
回転本棚なら、「漫画のコーナー」「絵本のコーナー」と、面ごとに本の分類分けがしやすいです。くるくると回るので、好奇心をくすぐります。
「推し活」が好きなお子さんなら、表紙を飾れる本棚だと楽しく片づけができます。
子ども部屋がない、あまり大きな本棚は置けないという場合は、スタッキング(積み重ねる)タイプの本棚もおすすめです。設置スペースや本の量にあわせて、自由な組み合わせが可能で、子どもの自発性を促してくれるかもしれません。
5.【子ども部屋収納おすすめ③】ハンガーラック / 使い方のアイデア集

服をたたむのが苦手な子どもには、ハンガーラックがおすすめ。高さは子どもの身長にあったものを。なおかつ下部に棚などがあり、ランドセルや帽子も一か所に集約できるようなものだと、散乱を防げます。
お部屋の机横、リビングなど子どもが普段着替えを行う場所に置くと、子ども自身が「選ぶ」「戻す」ことを覚えるきっかけにもなります。ランドセルラックと並べて使うのも◎。
【子どもでも使いやすい高さのハンガーラック】
6.【子ども部屋収納おすすめ④】ゲームやおもちゃ/ 収納のアイデア集
子どもの片づけで一番手こずるものといえば、おもちゃやゲームの収納。 細々しているので、子ども自身も片づけ方が分からず放置しているのかもしれません。 片づけたいもののサイズに合っているかつ使いやすい収納を上手に活用しましょう。 子どもが使いやすいよう高さは100cm以下の低めのものがおすすめです。
①放り込むだけですっきり見える収納を使う
複雑な収納は片づけが億劫になりがち。箱に入れるだけで片付くような収納は子どものお片付けと相性抜群。フタ付や中身が見えないような作りのものだと、お部屋がすっきり見えます。沢山物を仕舞える深めの収納がおすすめです。
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②オープンラックはカゴとの合わせ使いが吉

安価で種類が豊富なオープンラックは魅力的ですが、自由性が高い分子どもにとってはどう使えばいいかが分かりづらいかもしれません。
カゴや収納ケースを置いて、そこに物を入れるよう教えてあげると子どもも分かりやすいでしょう。
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③テレビゲームの収納はテレビ下収納を上手に使う

テレビゲームの収納はテレビ下のスペースを上手に活用。ゲームを終えた後、サッと片づけられます。
オープン部分・引き出し部分どちらもあるようなものだと、「かさばる本体はオープン部分に、コントローラーやソフトは引き出し部分にまとめて収納」という使い方ができます。
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7. 【子ども部屋収納おすすめ⑤】ロフトベッド・システムベッドデスク / 使い方のアイデア集
もしこれから子ども部屋を作るという場合、システムベッドやロフトベッドを活用するというのも選択肢のひとつです。
システムベッドなら、ベッド、デスク、収納棚などが一気に揃い、「ここは勉強をするところ」「物をしまうところ」と分かりやすくなるため子どもも行動がしやすいです。その見た目で片付けへのモチベーション向上も期待できます。
ロフトベッドの場合はベッド下に空間が生まれ、その場所を生かして収納スペースを作ることができます。狭いお部屋でも収納スペースをしっかり確保でき、空間を有効に使うことができます。
【使い方のアイデア集】
①収納ケースの置き場所として
②クローゼットスペースとして
③ベッド下にデスクスペースをつくる
8. 子ども収納のよくあるQ&A
Q:収納家具を買っても、子どもの片づけが習慣づかない……
A: 収納を用意したからといって「片づけが習慣になる」とは限りません。大切なのは、子どもにとって片づけが“簡単で楽しい”と感じられる仕組み作りです。
子どもが選んだアイテムを取り入れる、使ってみてどうかを聞いてみる、ほめる・一緒に片づけをしてみるなど、子どもとコミュニケーションをとるのが習慣化の一番の近道です。
Q:子ども用収納は大人になっても使える?
A:丁寧に扱うことを大前提として、シンプルなデザインや様々な用途で使いやすい家具を選べば、中高生になっても十分に使い続けることが可能です。例えばランドセルラックも、引き続き通学カバン置き・本棚として使えます。
Q: 兄弟で使える収納は?
A: 兄弟で一つの収納を共有するなら、色分けやラベル付けで“自分のスペース”を明確にするのがポイントです。仕切り付きのある収納や段数の多い棚を使って上下に分けると、限られたスペースでもお互いの使い勝手が良くなります。
Q:子ども部屋が狭いので収納が難しい……
A:狭い部屋では、ロフトベッドや壁面収納(突っ張りラック等)、ベッド下収納を活用し、「縦の空間」を使うのがポイント。キャスター付きのワゴンや折りたたみ式の棚など、省スペース対応の収納家具も多数あります。
Q:箱の中がぐちゃぐちゃになってしまいます
A:いきなり細かい収納を目指すのは難しいもの。まずはぐちゃぐちゃでもいいから習慣付けから始めましょう。
それができたらおすすめなのが、ざっくり仕分け収納です。アイテムごとに箱やカゴを分け、「ここはおもちゃ」「ここは文房具」と決めておけばOK。透明ケースや仕切りボックスを使うことで、見た目もスッキリ整います。
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9. まとめ
✔ シンプルなデザインのものを選べば、成長した後も用途を変えてそのまま使えることも
✔ ランドセルラックは小学生の子どものマストアイテム!
✔ 収納を揃えるだけでなく、子どもと一緒に片づけたり、褒めたり、収納が使いやすいかたずねてみたりとコミュニケーションを忘れずに
子どもが片づけない原因は、収納が子ども目線になっていないことが多いです。
手が届く高さ・簡単にしまえる収納などを上手に取り入れて、「自分で片づけたくなる収納」を整えることが大切です。 難しく考えすぎず、まずは気軽な環境づくりから始めましょう。
また、収納アイテムを揃えただけでは必ずしも片づけの習慣が付くとはいえません。一緒に片づける、ほめるなどして子どもとコミュニケーションを取りながら、すっきり整う空間づくりを求めていきましょう。
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クオリアル 編集スタッフ
家具・インテリアオンラインショップ「クオリアル」の店舗スタッフ。
創業130年・ショップ運営15年のなかで培われたインテリアにまつわる豊富な知識を活かして、知っているともっとお部屋が素敵になる、インテリアコラムをお届けします!
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