寒い冬に欠かせないこたつは、ラグやマットや敷布団を敷いて使うことがおすすめ。保温性がアップし、より快適になるだけでなく節電効果も期待できます。
しかし、ただ敷くだけではラグが薄すぎて体が痛くなったり、底冷えを感じてしまうことも。こたつの下に敷くのに適したラグやマットを選んで、より快適なこたつ空間を作りましょう。
この記事では、こたつの下に敷くラグ・マットの選び方のポイントやおすすめアイテムをご紹介します!
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1. こたつの下にはラグ・マットを敷くのがおすすめ!
こたつの下にはラグ・マットを敷くのがおすすめです。こたつの下に何も敷かずに使った場合、底冷えを感じるだけでなく、フローリングが熱で痛んでしまったり、湿気が溜まりカビの原因になってしまったりとデメリットが沢山あります。
■こたつの下にラグ・マットを敷くメリット
① 底冷えを感じにくい・体が痛くなりにくい
ラグ・マットを敷くことで、床の硬さや冷たさを直接感じることを避けられます。
敷物が断熱材やクッションのような役割を果たし、床からの冷気をカット。冬場の底冷えを防ぎ、長時間座っていてもお尻や脚が痛くなりにくくなります。
②節電効果
こたつはもともと省エネな暖房器具ですが、床との間にラグを一枚挟むことで、温かい空気を逃がさず保温性が向上します。
床暖房対応やホットカーペット対応のラグなら、熱の伝わり方も効率的になり、こたつの設定温度を下げても十分暖かいという節電効果が期待できます。
③ゴロゴロできて、よりくつろげる
ふんわりしたラグや厚手のマットを敷くことで、床に座っても痛くなりにくく、寝転がってテレビを見たり、お昼寝したりと、こたつ時間がさらに快適に。
④床を熱や傷から守れる
ヒーター部分から伝わる熱や、こたつの脚による擦れ・傷を防ぐ効果もあります。特にフローリングのお部屋では、ラグを敷いておくことで家具の跡や日焼け防止にもつながります。
■ラグ・マットとこたつ敷布団の違いは

こたつの下に敷けるものには、ホットカーペット・床暖房対応の「ラグ・マット」や「こたつ敷布団」があります。
ラグ・マットは、通年で使える汎用的な敷物で、夏用・冬用など季節に合わせたタイプも豊富です。一方で、こたつ敷布団は冬の暖房時に使う専用の敷物として作られており、保温性やふかふかの感触を重視しています。
ただし、こたつの下に敷けるタイプのラグ・マットとこたつ敷布団では、断熱性や厚みなどに大きな差はありません。
そのため、こたつの下に敷くからといって必ずしもこたつ敷布団にこだわる必要はありません。ラグ・マットも選択肢に加えることで、より理想の敷物が見つかるでしょう。デザイン性・厚み・素材感など、自分の好みに合わせて選んでみましょう。
この記事では、こたつの下にも敷ける(それ以外の用途でも使える)ラグ・マットをご紹介していきます。
2. 快適なこたつ時間を過ごすためのラグ・マットの選び方のポイント
こたつの下に敷くものは、床暖房・ホットカーペット対応などこたつの熱に耐えられるものなら最低限使うことができますが、下記の点にもこだわることでより快適なこたつ空間になります。
①厚手・ふかふか(ウレタン入り、中綿入りなど)
こたつの下で長時間座るなら、ウレタン入りなど厚手のラグが快適です。クッション性があるため、床の硬さを感じにくく、さらに底冷えも防いでくれます。
また、ふんわりした踏み心地が心地よく、思わずゴロゴロしたくなるようなリラックス空間に。
💡底付き感を感じたくないなら、ウレタン20mm(2cm)以上配合の厚手タイプがおすすめ!
②床暖房・ホットカーペット対応
床暖房・ホットカーペット対応のラグを選ぶと、こたつの熱で変形したり焦げたりするリスクを抑えることができます。節電も期待できます。
💡床暖房・ホットカーペットを使用しない場合でも、床が傷むリスクを抑えるためにも抑えておきたいポイント。
ただ、厚手なラグは床暖房やホットカーペットからの熱が伝わりにくいため注意が必要。気になる場合は、薄手のラグ(薄手のウレタン配合ラグ)との併用がおすすめです。
③大きめサイズが好ましい
こたつテーブルのサイズよりも一回り以上大きいラグ(こたつ布団と同じくらいのサイズのラグ)を選ぶと、足をのばせたりごろごろできたりと、よりくつろげる空間に。
こたつ布団が床に接するのを防ぐこともできます。大きめのサイズを選ぶことで、見た目のバランスも良くなり、こたつ周りが広く見える効果もあります。
💡狭いお部屋で大きめサイズを置けない場合は、こたつテーブルと同じくらいのサイズの小さめラグでも最低限OK。
④毛足短め(お手入れしやすい)
冬はこたつ周りで飲み物をこぼしたり、食べこぼしが増えがち。毛足が短く、掃除機をかけやすいタイプを選ぶと、日常の手入れがラクになります。洗えると理想的です。
また、ホコリやゴミが絡まりにくく、ダニ対策の面でも安心です。
💡表面がポリエステルやコットン素材のラグはお手入れがしやすい傾向にあります。
⑤滑り止め付きで安全に

こたつは出入りが多いため、そのたびにラグが少しずつズレて、つまずきの原因になることも。裏面に滑り止め加工が施されたタイプを選べば小さなストレスから解放されます。
💡使いたいラグに滑り止めがついていない場合は、滑り止めシートの併用やアンダーラグの併用が◎
3. こたつの下に敷く厚手ラグおすすめ
底付き感無く快適に過ごすなら、ウレタン配合の厚手ラグを。特に「メレンゲタッチ」は当店人気No.1の冬定番ラグです。いずれも床暖房・ホットカーペット対応です。
4. 床暖房・ホットカーペット対応おすすめ
5. 大きめラグおすすめ
6. いつも使っている薄手ラグを冬も使いたいなら、【ラグの下に敷くラグ(アンダーラグ)】を!
「お気に入りのラグがあるけれど、薄手なのでこたつの下に敷くには心もとない……」「洗えることを最優先にしたいので薄手のラグしか選べない、でも体が痛くなりそう……」などお悩みの時は、ラグの下に敷くラグがおすすめ。アンダーラグと呼ばれていることが多いです。
使い方は簡単。アンダーラグを敷いた上に、いつものラグを置くだけ。ウレタンたっぷりでふっくらした使用感になります。秋冬はホットカーペット・床暖房対応タイプのものが特におすすめです。
7. こたつの下に敷くラグ・マットのサイズは?
こたつの下に敷くラグ・マットのサイズに決まりはありません。
こたつテーブルより少し大きいラグがあれば最低限は事が足りますがですが、こたつテーブルのサイズよりも一回り以上大きいラグ(こたつ布団と同じくらいのサイズのラグ)を選ぶと、足をのばせたりごろごろできたりと、よりくつろげる空間になります。
具体的にはこたつテーブルより+100~130cmほど余裕をもたせると◎。
■ラグとこたつ布団の大きさを揃えたイメージ
【こたつ】60×60cm/【ラグ】185×185cmのイメージ

正方形のこたつはラグも正方形で揃えることで、まとまり感のある雰囲気に。ラグをこたつ布団より少しだけ大きいサイズにすることで、こたつ布団がフローリングに接することなく快適に。
■[幅60][単品/セット] 折りたたみ正方形こたつ Cube+メレンゲ
■[厚手] 厚みを選べる はっ水 洗える滑り止め付きラグ メレンゲタッチ
【こたつ】120×75cm/【ラグ】230×230cmのイメージ
長方形のこたつはラグも長方形で揃えることで、短辺に座ったとき長さが足りないということを回避できます。もちろん、正方形のラグを合わせることも可能ですが、その際はこたつの長辺よりも長いラグにしましょう(上記画像では大きめ正方形ラグを使用しています)。使用色味を揃えることで大きいサイズでも圧迫感を抑えられます。
■[幅120][単品] 長方形こたつ 薄型ヒーター Rune
■[190×240] 正方形 長方形 洗えるこたつ布団 フランネル メレンゲタッチ
■[230×230] 洗える滑り止め付き シャギーラグ 無地 カミン
【こたつ】直径80cm/【ラグ】直径185cmのイメージ
円形のこたつはラグも円形で揃えることで、丸い形の良さを生かすことができます。
■[円形185R][厚手] 厚みを選べる はっ水 洗える滑り止め付きラグ メレンゲタッチ
【こたつ】75×60cm/【ラグ】185×185cmのイメージ
小さめの長方形こたつの場合は、大きめの正方形ラグを合わせることも可能。こたつテーブルの長辺より+100cm以上長いものを選ぶのがポイントです。ラグが大きい分、短辺に座っても長さが足りないというを回避できます。
■[幅75][単品/セット] 木目調長方形こたつ Cartes+メレンゲ
■[2サイズ][厚手] 厚みを選べる はっ水 洗える滑り止め付きラグ メレンゲタッチ
■こたつ布団よりラグが大きいイメージ
【こたつ】直径68cm/【ラグ】185×185cmのイメージ
大きめの円形ラグはあまり多くないため、円形こたつに大きめラグを敷きたい場合は、大きめの正方形ラグがおすすめ。シンメトリーな印象を演出できます。
■[直径68][単品/セット] 折りたたみ円形こたつ Burana+moku moku
■[190×190cm] 洗える滑り止め付き プリントラグ 花柄 ミュゲ
【こたつ】直径68cm/【ラグ】180×240cmのイメージ
もちろん円形こたつに長方形ラグもあわせることも可能です。広さに余裕があるため、こたつでごろごろ過ごすというスタイルも可能です。
■[190×190] 3WAYクッション こたつ布団 寝袋 chocolate
【こたつ】楕円形90×50cm/【ラグ】195×250cmのイメージ
楕円形こたつはラグも楕円形が理想的ですが、数があまり多くないため、その場合は長方形ラグがおすすめ。どちらも横長な形なのでコーディネートがしやすいです。こたつよりかなり大きなラグを選ぶことで、家具やソファも置けたりと、より快適なこたつ空間に。
■[幅90][単品/セット] 折りたたみ楕円形こたつ Carumina+メレンゲ
8. こたつの下に敷くのにはあまり向いていないラグ・マットは?
こたつの下に敷くものは何でも良いというわけではありません。ラグ・マット選びを誤るとフローリングが痛んだり、最悪の場合火災の恐れも。そうならないよう、あまり向いていないアイテムもチェックしておきましょう。
①床暖房・ホットカーペット非対応のラグ・マット
こたつはヒーターの熱が直接床面にも伝わるため、熱に弱い素材のものは変形・変色・焦げのリスクがあります。こたつの下に敷く場合は必ず避けたいポイントです。
②接触冷感のラグ・マット
夏向けに作られた接触冷感素材(ナイロン・ポリエチレン繊維など)のラグは、触れるとひんやり感じるため、こたつの温かさを打ち消してしまいます。また、熱に弱いものも多く、ヒーターの熱で生地が傷む・滑り止めが溶けるおそれもあります。
③自然素材(い草・麻など)のラグ・マット
い草や麻などの天然素材のラグは通気性に優れていますが、熱や乾燥に弱く、こたつの温風でひび割れや変色が起きやすいという欠点があります。また、吸湿性が高いため、こたつの熱で乾燥したあとに急に湿度が上がると反りやカビの原因にもなります。
和室など、どうしても畳やい草の上でこたつを使いたい場合は、薄手のラグや敷布団を敷いてその上にこたつを置きましょう。そして、湿気やカビがたまらないよう定期的にこたつとラグを上げて、換気を行うようにしましょう。
9. こたつの下に敷くラグ・マット選びのよくあるQ&A
Q1: こたつの下にラグやマットを敷くと、どれくらい暖かさは変わりますか?
A: 体感としてはかなり違います。直にこたつを置くと、下方向(床側)に熱が逃げますが、ラグが一枚あるだけでそこをブロックでき、ぬくもりが足元にとどまります。結果として「こたつの温度弱+長時間快適」という状態が作りやすくなり、節電にもつながります。
Q2: どんなラグ・マットでもこたつの下に敷いて大丈夫ですか?
A: 基本はNGです。「床暖房対応」「ホットカーペット対応」といった耐熱性と通気性があるものを選ぶのが必須です。非対応のラグは、こたつの熱で変形・変色したり、最悪火災の原因になることがあります。
Q3: 厚手と薄手、どっちを選べばいい?
A: 底冷え・お尻の痛さを防ぎたいなら厚手(ウレタン20mm前後などの低反発タイプ)。一方で床暖房やホットカーペットと一緒に使うなら、熱が伝わりやすい薄手のタイプのほうがあたたまりが早く満足度が高いでしょう。
Q4: 今家にあるお気に入りの薄いラグを、冬のこたつでも使いたいんですが?
A: その場合は「アンダーラグ(下敷きラグ)」を併用するのがベストです。ウレタン入り・両面滑り止め付きなどの下敷きラグを一枚足すと、クッション性と断熱性が一気にアップします。今あるラグを変えずに冬仕様にできるのでコスパも高いです。ただし変形・変色のリスクを防ぐためにも、現在使用しているラグが床暖房・ホットカーペット対応可かどうかはよく確認しておきましょう。
Q5: ラグのサイズはどのくらいがちょうどいいですか?
A: こたつテーブル本体より一回り以上大きいものが理想です。目安は「こたつの横幅+100~130cmくらい」。理由は、座ったときに足やお尻がラグからはみ出さないことと、ゴロ寝したときも体が全部ラグの上に収まること。この余白がないと、床の冷たさがじわっと伝わります。
Q6: 円形のこたつ・楕円のこたつでも、ラグは選びやすい?
A: 円形や楕円用のラグは数が少ないので、必ずしも形をそろえる必要はありません。例えば丸いこたつ+大きめの正方形ラグでもOKです。逆に楕円のこたつは、大きめの長方形ラグに乗せるとコーディネートしやすく、ソファや他の家具も一緒に収まりやすいです。
Q7: お手入れはどう考えればいい? 洗えるラグのほうがいい?
A: こたつ周りは飲み物こぼし・食べこぼしがとにかく多い場所なので、「洗濯機で丸洗いOK」か「表面が短い毛足で掃除機をかけやすい」ものが現実的です。特に小さなお子さん・ペットがいる家はウォッシャブル一択といっていいくらいです。洗うときは基本的に縦型洗濯機推奨のものが多いです(大型ラグはコインランドリー向き)。
Q8: 裏面の滑り止めってそんなに重要?
A: 重要です。こたつは出入りのたびに体重のかけ方が偏るので、ラグがズレて段差になりやすい場所です。滑り止めドットや全面ノンスリップ仕様のラグだと、ズレ・めくれ・つまずきが起こりにくく、ストレスも安全リスクも下がります。もしお気に入りのラグに滑り止めがないなら、下に滑り止めシートやアンダーラグを追加すればOKです。
Q9: ダニやカビが心配です。対策できるラグはありますか?
A: あります。防ダニ加工・抗菌防臭加工済みのラグや、通気性のいいコットン表地タイプなどは衛生面で安心です。さらに、こたつは長時間あたたかい→湿気がこもりやすい→床側に結露しやすい、という環境になりがちなので、ラグ自体に少し厚みがあり通気層をつくれるものや、こまめに上げて床を乾燥させやすいサイズ感を選ぶのも有効です。
Q10: こたつシーズンが終わったあとも、そのラグって使える?
A: オールシーズン使えるタイプならそのまま敷きっぱなしでOKです。具体的には「毛足が長すぎない」「見た目が冬専用すぎない(もこもこ過ぎない)」「洗える」ラグだと春夏も違和感がありません。夏は、下に敷いていたアンダーラグだけ外して薄くすれば、さらっとした踏み心地に調整できます。これは収納場所の節約にもなります。
10. まとめ
✔ 選ぶときは「厚み」「床暖房・ホットカーペット対応」「大きめ」「短い毛足でお手入れしやすい」「滑り止め付き」がポイント
✔ こたつ敷布団だけでなく、通年使えるラグ・マットでもOK。必ずしも“こたつ専用”にこだわらなくても大丈夫
✔ 薄手ラグを冬も使いたい場合は、下にアンダーラグ(下敷きラグ)を重ねてふかふかさと断熱性をプラスするのが◎
✔ 床暖房非対応、天然素材などこたつの下に敷くのに向いていないラグは避けて、安全で長く快適に使えるものを
こたつの下にラグやマットを敷くことは快適なこたつ空間を作るうえで大事なポイント! 床からの冷えや硬さをやわらげて長時間くつろぎやすくなるだけでなく、こたつの温かさを逃しにくくして節電にもつながります。
選ぶ際は、床暖房・ホットカーペット対応、ほどよい厚みやクッション性、こたつより大きめのサイズ、掃除しやすい短い毛足、滑り止め付きといったポイントをチェック。薄手ラグしか使いたくない場合は、下にアンダーラグを重ねて冬仕様にするのもおすすめです。この記事を参考に、あなたのお部屋にぴったりなラグ・マットを見つけてみてくださいね。
クオリアルは『インテリアで暮らしを豊かに』をコンセプトにロープライスでオシャレな家具を販売するオンラインショップです。ご紹介した商品以外にも、組み立て簡単なベッドや1人がけソファ、おしゃれなラグや便利な収納家具など幅広く取り揃えています。ぜひ一度覗いてみてくださいね。
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クオリアル 編集スタッフ
家具・インテリアオンラインショップ「クオリアル」の店舗スタッフ。
創業130年・ショップ運営15年のなかで培われたインテリアにまつわる豊富な知識を活かして、知っているともっとお部屋が素敵になる、インテリアコラムをお届けします!
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